VMwareのクラウドサービスプロバイダーパートナーへの現行プログラムが終了します

「SAVACAN」担当のMKです。

以前の記事でも、BroadcomによるVMwareの買収後の動向について触れましたが、VMwareの提供プログラムは2025年11月1日より、再度新たなプログラムへと変更されました。
今回は、以下についてまとめていきたいと思います。

  • 現行プログラム
  • 新プログラム
  • クラウド業者・ユーザーが受ける影響
  • 代替候補
目次

VMwareのBroadcom買収でおきたことのまとめ

以前の記事と一部内容が重複しますが、2023年11月22日、BroadcomはVMwareの買収を完了しました。
その後のライセンス形態の変更により、ユーザーによっては従来と比べて大幅なコスト増となったケースも報告されています。
また、OEM供給の停止に伴い、すでに購入済みのバンドル製品であっても保守サポートを受けられなくなったユーザーや、バンドル製品の提供を終了したメーカーも見受けられます。
さらに、永続ライセンスを利用していた多くの企業においては、ライセンス変更に対する猶予期間が約2か月と短く、十分な検討や他サービスへの移行が難しい状況の中で、継続利用を選択せざるを得なかったケースもあったと考えられます。

現行プログラム(2024年2月4日~2025年10月31日まで)

現在は、BroadcomによるVMware買収後に発表されたライセンス体系が、既存契約を有する事業者向けに提供されています。

現行プログラム

  • 永続的ライセンスを廃止し全ての製品にサブスクリプションライセンス(1年/3年/5年)を適用
  • 物理CPUソケット単位からCPUコア単位(最小16コア)での課金に変更(コア数の多い高性能のCPUを搭載しているサーバーでコスト
  • 機能単位の製品ラインナップを4つのエディションに統合
スクロールできます
運用規模備考
VMware Cloud Foundation(VCF)大規模
(マルチクラウドやハイブリッドクラウド)
Mware vSphere Foundation(VVF)中~大規模
VMware vSphere Standard(VVS)小~中規模2024年11月廃止
Mware vSphere Essentials Plus(VVEP)小規模2025年4月発売中止
統合された4つのエディション

新プログラム(2025年11月1日~)

Broadcomは、VCSP(VMware Cloud Service Provider)パートナーに対し、現行プログラムの終了を通知しました。
これに伴い、新プログラムは招待制へと移行し、Broadcomが選定した主に収益性の高い大手クラウドサービスプロバイダーのみが招待対象となっています。
その結果、日本国内においてサービス提供契約の更新通知を受け取ったパートナーはかなり絞られたようで、多くのクラウド事業者がVMwareを利用したサービスをこれまで通りの形で提供することが困難な状況となりました。

クラウド業者・ユーザーが受ける影響

招待対象外となった場合でも既存契約のあるクラウド業者には2027年3月31日までVMwareが提供されますが、期日までにサービスの廃止や次期サービスの提供を実現しなければいけません。

クラウド事業者
VMware以外の仮想化基盤を構築しサービス環境を移行するか、WMwareの提供が継続されるパートナーと契約してサービスを継続する形となるかと思われます。いずれの対応も困難な場合、サービス廃止の判断も必要となってきます。

サービスを利用中のユーザー
まずは、現在ご利用中のクラウドサービスの契約満了日や、サービスの保守提供状況をご確認ください。
もしご利用中のサービスが今後廃止される場合は、他社クラウドやオンプレミス環境への移行、あるいはクラウド事業者が提供する新しい仮想化サービスへの移行をご検討いただく必要があります。
移行の検討にあたっては、代替サービスの費用や長期的な安定稼働を踏まえた判断が重要です。

代替候補としてのKVM

VMwareの代替として注目されている選択肢のひとつに、KVM(Kernel-based Virtual Machine)があります。KVMはLinuxカーネルに標準搭載されており、オープンソースソフトウェア(OSS)として提供されているため、将来的なベンダーロックインを回避できるメリットがあります。
KVMの詳細については、以前のブログ記事(KVMで仮想環境を構築する)でもご紹介していますので、ぜひ併せてご覧ください。

VMwareとの比較で考慮すべき点として、VMwareは完成度の高いパッケージとして提供されており、サポート体制整っているのに対し、KVMは自社で仮想化基盤を構築・運用する必要があります。しかし、コスト面や長期的な提供環境の安定を重視する場合、KVMは十分に検討に値する選択肢と言えるでしょう。

まとめ

現座弊社ではKVMをメインとした仮想環境を運用しております。KVM導入以前にはVMwareを運用しておりました。
VMwareからKVMへの移行実績もございますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。

KVMの運用実績としては、単独仮想サーバーでの運用環境から、数十台の仮想サーバーで構成した2000万PV超の大規模情報サイトなど幅広く手がけております。またクラウド環境とのハイブリッド環境など様々な要望も承っております。
仮想環境やクラウド活用でのお悩みやご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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